| 中国経済の意気込みを象徴 〜上海国際工業博覧会〜 上海事務所 次長 町原 豊和 |
| 2001年11月22日〜27日、「第3回上海国際工業博覧会〜2001年情報化と工業化〜」(主催:中国国家経済貿易委員会、対外貿易経済合作部、科学技術部、情報産業部、教育部、中国科学院、中国国際貿易促進委員会、上海市人民政府)が開催された。会場は、浦東新区に建設されたばかりの「上海新国際博覧中心」で、昨年の2倍強の展示面積5万m2に2,236の企業ブースが設けられた。開幕式では、黄菊市党書記・徐匡迪市長(当時)・陳良宇常務副市長(現代理市長)等上海市政府機関のトップがそろい、中国経済を牽引するハイテク産業の拠点を目指す上海市の本博覧会に対する意気込みと期待を感じた。 会場は、電子情報とネットワーク、バイオ、新素材、電気設備、自動車及び部品、家電、環境保護、エネルギー、ハイテクの9つのゾーンで構成され、ダイキン工業、富士ゼロックス、マイクロソフト、シーメンス等海外企業の小間数は341で、昨年の約5倍増(全体の17%)となっている。国別では、日本、アメリカ、ドイツ、カナダ、フランスなど10カ国が出展した。会場には産学協同化をPRするため、中国科学院・北京大学等の学術機関が出展していたのも印象的であった。入場者数は約50万(前回比26.3%増)、成約額は約312億元(1元=約15円)で前回比42.0%増であった。 IBO上海の小間には、在上海の上海おおとり電子をはじめ、上海コア、上海宏洋、南京シャープの4社及び日本からはガリレオ株式会社が出展した。上海おおとり電子と上海コアがパソコンでデモンストレーションを行い、南京シャープが液晶テレビを展示、ガリレオ株式会社、上海宏洋及び当事務所はパンフレットを配布し、各々が来訪者の応対及びPRに追われた。出展企業からは、今回の多数の出会いを契機に、地元企業の情報収集、新規販路の開拓、中国への進出を展開していきたいとの声が上がった。また25日、大阪プロモーションセミナーを行い、大阪企業の進取性、大阪への中国企業進出支援施策等をPRした。会場では多くの中国人来訪者から流暢な日本語で熱っぽく「大阪に行ったことがある」「うちの商品を買ってくれないか」と問い掛けられ、用意したパンフレットが瞬く間にさばける等熱心な来場者に圧倒された。なお今回、海外からの訪問団が延べ30近く来場したという。 次回博覧会は、本年11月22日〜27日、場所は同じく上海新国際博覧中心で開催される。61,000m2の展示スペースが用意される予定である。専門業種の垣根を越えた上海の総合工業博覧会として、本博覧会がさらに拡充され、上海経済の勢いを感じさせる一大イベントになるであろう。 (上海事務所 次長 町原 豊和) |